音楽と海と空と夏と赤ワインと塩辛が大好き。夢は沖縄移住。


by getride_summer
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Our time is running out so fast

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ELLEGARDEN 『ELEVEN FIRE CRACKERS』


昨日と同じ窓から、昨日と同じ空を撮ってみた。
空の色は毎日、毎時間、違う。
そんな当たり前のことも、気づかずに走ってしまうこともある。
走ってしまう季節、走ってしまわなければ進めない、人生の瞬間もある。
少しずつ、ゆっくりと、歩きたくても、歩けない人もいるし、
歩こうと思えば歩けるのに、自ら小さな世界に全てを閉じ込めてしまおうとする人もいる。

それって目に見えるもの?
それって感じ取れるのかな?

10年働いた会社は大きな店舗で、そこにはたくさんの人が居た。
表で働く人もいれば、裏舞台で働く人も居る。
同じ場所で関わった人もいれば、10年間、1度もまともに話したことがない人もいる。
ある日、お手洗いに小さな花瓶に入った、お花が飾られた。
その横で、汚く散らかった、手ふき紙が散乱していた。
ある日、休憩室に小さなクリスマスツリーが飾られた。
その横で、「お疲れさま」の挨拶もできない若者に、
寂しげな顔を見せる警備のじいちゃんが居た。

返事がなくても、じいちゃんはいつも「お疲れさま」と言ってくれる。
当たり前の、当たり前の日常の中の、儀式のように。

それって僕にも出来るの
それって僕にも見つけられるのかな

ELLEGARDEN、やっとここまで来たか、という、変革の時期を迎えた作品である。

おそらく、音の鳴りで言ったら、これまでの作品の中でNO.1の出来であると思う。
内部スタッフだけで固めてここまで作れるんだから、
次はメジャー云々関係なく、経験豊富でオールジャンル得意で視野の広い
外部スタッフを使ったら、正に本格的に海外レベルな作品が作れるのではないかと、思う。

個人的に言うなら、メロディと歌詞の繋がり、そのバランスに一瞬の隙も与えない、『Acropolis』が、最高。

メンバーの演奏力の更なる向上に驚く、重く響く曲、ライブでの暴れ度が想像できる曲、
バンドマン必聴の曲、もっとストレートに感情をぶつけてくる曲、等はたくさんあるが、
モチーフで多少のオブラートに包んではいるものの、
今のバンドの心境がよく表れているのでは、この曲なのではないかと思う。

そして『高架線』。

COPELANDも真っ青の、エモーショナルなこういう曲を、サラッとアルバムに入れられる
ことが、彼らの強みであるし、作品を引き締めていると思う。
今作には、おふざけ一直線な詞もないし、『Make a wish』のような、
ライブラストでシンガロングの定番曲になりそうな曲も、実はない。

けれど、始めて、等身大の彼らが見えた気がした。

WEEZERのTシャツを着てアンコールに表れた6年前の彼らと、
SUGARCULTのTシャツを着た写真をアー写に使ってしまう34歳は、
いつまでたってもピストルズTシャツを着ている甲本ヒロトやマーシーと同じで、
やっぱりいつまでたってもROCK好きの、ただのバンドマンなのだと思いました。

Our time is running out so fast

だからこそ、彼らは止まらない。
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by getride_summer | 2006-11-08 23:02 | 音楽